lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

「出世を決めるのは能力か学歴か?」

特に出世を目指しているわけではありません。どちらかというと目を吊り上げて出世を目指すくらいなら、身の回りのもの全部100均とニトリでそろえても、のんびり好きなことをして過ごすことを好む性質です・・・+.゚(*´∀`)b゚+.゚。とはいえ、食いっぱぐれるのは望みません(-ω-:)し、やっぱり好きなというか、自分が楽しいと思える仕事をしていきたいという気持ちがあるので、日経読んで少しでも経済の勉強はしてます。それに、こんなタイトルを目にすると、「どれどれ〜?」と覗き込みたくなるのが人情です。

1月の科目試験勉強をした際に、経済学に関する書籍で面白いものを見つけていました。『こんなに使える経済学−肥満から出世まで』大竹文雄編。いやー面白かったですΣd(ゝ∀・)イイッ!!身近な話と経済学をリンクさせて分析していて、ふんふんと読めます。タイトルからも想像できるとおり、同書は様々なトピックを扱っていますが、わたくし通信大学生ということで、学歴トピックについて書いてみることにしました。

さて、内容ですが、出身大学によって出世がどれくらい左右されるのかという考察です。まずは高卒と4年制大学卒を年齢その他の条件を一定にして比較すると、大卒が約30%年収を上回るという。では年収上積み率はどの大学でも同じかということで、大学の偏差値別の比較が。結果は、偏差値が高いほうがより年収は上積みされていましたねぇ・・。この差異については、大学の教育内容の差異かということに。ここで東大に入学するくらいの人は元々優秀だから他の大学へ行っていたとしてもいずれ高収入を得ていただろうという仮説「セレクション仮説」が登場し、それを様々な角度から検証していきました。そして最終的には、大学には個性があり、中央官庁で出世したかったら東大を出ることが出世への切符を手に入れる王道だよという結論に至る。ちなみに民間企業での東大卒の出世率はそれほど高くないらしく、むしろ慶應や一橋が優勢だとか。

しかしながら、生まれてこの方塾や予備校に行ったことがなく公立教育しか受けていない私てきな考察をすると、東大生はもともとの能力もさることながら、ご両親の財力教育熱が高いから東大に入れたともいえるのでは?と思うわけです。東大生のご家庭の年収は普通に1千万円超えてるらしいですしねー。そして大学全入時代とはいえ、やはりある程度金銭的に余裕のあるご家庭の子供でなければ大学進学はできないという現実が未だにあります。能力がある子が家庭の事情で進学をあきらめることがなく高等教育を受けられる社会になることを切に望みます。もしかしたら金銭的に余裕がある家庭の子よりも貴重な人材になりうるわけですから・・。☆o(。・∀・。)☆。