lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

Money, Money, Money!!

Money, money, money...It's a rich man's world!!という歌があったなぁー( ̄ー+ ̄)
ということで、先日、久しぶりに一般人を対象としたセミナーを聞いてきました。お題はズバリ「お金」。昨今、日本はギリシャ化するのかとか、失われた20年とか、いろんな言葉が飛び交っています。景気停滞や年金問題、はては大学生の就活に至るまで、お金やお金を稼ぐ(産み出す・増やす)ことに絡んだ問題がかなり人々の心を占めているように思います。つい最近は、年金問題(AIJ問題)なんかもありましたし、それ以前にも定年退職が68〜70才とか言うのもありました。メディアに出てくるそのような様々な情報から将来公的年金は受け取れないと推測し、自発的に未払いとする若者も多いようです。とにかく国内の老若男女、将来に対して何らかの不安を持っている人が多いように見えます。私自身といえば、ものすごく不安というわけではないのですが、漠然とこのままじゃいけないなという気持ちがくすぶっている感じです(楽天的すぎ?)。ただ、たとえ大企業に勤めることができていても先のことは全くわからないご時勢だし、必要な情報は精査して自分の中に蓄積しておかないといけないなーということは常々考えて、主催は問わず参加できるのであれば、セミナーや勉強会には参加しようというわけです。

実はこのセミナーの数日前に、大学の講師派遣会で日本経済についての興味深いお話を聞いてきました。この時の講演が大きな○だとしたら、今回のセミナーはその○の中に入るもっと小さな○といった感じでしょうか。いうならば、自分で実践できることにもっと直結している部分でのお話ですね。例えば、お金を増やす方法について。これは、1.貯蓄、2.投資、3.投機、4.賭博の4種類しか方法はない。そして、これらの違いがわかっていなければ大変なことになってしまうわけです。先日の講義で教えてもらった漫画『M.I.Q』を読んでいて感じたのは、まぁ勉強になることがたくさんある漫画ではあるのですが、ある程度世の中わかった人間が読むのでなければある意味ものすごく怖いと思うのです。主人公の高校生が勘と運に頼る投機みたいなことをしてるわけですから。
M.I.Q. 1 (少年マガジンコミックス)

実はお金関連のセミナーを受けたのは初めてではありません。これまでに1-2回似たようなセミナーをうけたことがあるのですが、今回はなんとなく以前とは理解の仕方が違ったように思いました。そしてそれはたぶん、大学の一般教養で経済を学んだからかもなぁと思ったりもしています。私は文学部在籍なので、各論のように個々の分野については勉強することはありませんが、大まかな総論だけでもやっておくと、こういった一般向けセミナーを受けた際でもすっと入るものがあるのだなということは、有益な発見でした。

どちらかというと、あまりお金のことばっかり考えているのも人格が貧しくなりそうでいやだと考えてしまう性質なのですが、そうは言いつつも、お金って資本主義国に生きる我々が生きていく上で否応なしに考えなければならないことではあります。それならたまには、積極的に考える機会を持つこともありなのかなと思ったりするのです。

今回、びっくりしたのが、利率からお金が増える年数を計算することができる公式―72の法則―というのがあることです。そしてその公式を使って計算すると、現在のとても良いと思われる金利である0.2%で手元の資金を倍にしようとしたら、なんと、360年かかることになります!?(゚〇゚;)マ、マジ...現在65歳くらいの方々の初任給は2万円ほどだったのに、貯蓄の利率が9%の時代というのが存在したため、普通に貯蓄をし、普通に家を買って、子供を大学にもやることができて、(全員が全員というわけではないと思いますが)優雅な老後を迎えることができています。でも、そんな時代はもう来ないといわれています。ま、嘆いてもしょうがない。とにかく自分で勉強して、自衛していくことを考えなければ。

そうそう、公的年金。これは私も知らなかったけど公的年金は物価にスライドして支払われるそうなので、必ず払い続けるべきですね。長い目で見れば経済はインフレとなっていく(物価は上昇する)のに、貯金の利率は微々たるものなのですから。┐( ̄ヘ ̄)┌