2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧
最近はアメリカ合衆国を解剖するように色々と調べたりしているが、以前から米大統領の演説には興味を持っていた。どの大統領の言葉もよく考えられた(当たり前?)人民の心を揺り動かすような演説内容であると実感する。それが、いわゆる弁論・叙述の技術(…
少し前の雑誌だが、「遺伝」(NTS, 2010年3月,p18-)に「配偶者選択と好みの文化伝達」という面白い記事を見つけた♪サイエンス系って各論をもっと細かくしたように細分化されているので面白みに欠けたりするけど、こういう総論的な一般科学記事は大好きっ(^o…
映画にもなった、ダン・ブラウンの『天使と悪魔』は、カトリックのお膝元であるヴァチカン共和国を舞台に、科学と宗教が対立するさまを描いたフィクションである。ここでいう「宗教vs科学」は、究極的には「カトリックvs生命科学」といってもよい構図であっ…
テキスト掲載の短編でもう一本のお気に入りは、アイルランド出身のウイリアム・トレヴァーによる「中年の出会い」(A Meeting in Middle Age)である。こちらは、政治的な背景が見え隠れするオーウェルの「象を打つ」とはがらりと変わって、ある男女の一晩の…
今回受講したE-アメリカ文学史の講義では、削除されてしまったジェファソンの草稿部分(!)を含む独立宣言のテキストを頂いたり、ハーマン・メルヴィルの古典名作『白鯨』(Moby Dick)と911テロとの関係、はたまた偉大な歴代大統領の一人であるリンカーンに…