lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

ひとりごと。


駆け抜けたい。。。


まだゴールにたどり着いたわけじゃない。でもここまで来たら棄権はしないし、再びスローペースで歩かなきゃならなくなっても必ずたどり着くつもりでいる。振り返ってみれば、長い、長い、道のりだったと思う。

最近は学士の方も多いようだけど、普通入学で通信に入っている人たちは何らかの理由があって大学に進めなかった人たちだと思う。私も御多分に洩れずその一人である。もともと高校さえ奨学金を借りてようやく行っていたので、大学進学なんてはなからありえることじゃなかった。けど勉強が嫌いだったわけじゃない。むしろ読書はかなりする方だったと思う。というか、複雑な大人の事情に巻き込まれてどうしょもなくて本に逃げるといったら良いのか。その習慣が、自分が大人になって役立つとは全く思っていなかったけれど。

正直、頑張って就職してからは、仕事に追われて大学の存在は忘れていた。けど年上の同僚は皆大学卒で、そこでまず少し萎縮した。同年代の後輩が入ってきてもみんな大卒だった。同年代なのにすごく大人で華やかに見えて、羨ましかった。私もそんな風に変わりたかった。もし私がスーパーのレジでも工場でも、なんでもいいから仕事ができればいいというタイプであったなら、大学なんて行かなくても何の問題もなかったのかもしれない。大卒の同僚に引け目を感じることもなかっただろう。けど、もともとの生まれた環境とかそういうのみんな払拭して、自分自身を立て直したい。そんな思いがあったのかもしれない。

大学に行けなかった代わりに、海外留学もしたし、翻訳の学校にも行った。それでも現実の社会にさらされると、高卒ではどうしょもないことも多々あって、その度に肩を落とした。

いろんなものと戦っているうちに長い月日が流れた。迷走もしたし、長い休憩もして、やっとなんとなくゴールが見えてきている。実際には、大学全入時代に突入している昨今、学士をとったって珍しいことでもなんでもない。でもこの数年、努力した自分の中に残るものは大きいと思っている。そんなことを思いながら、ゴールを目指す足を再度速め始めている。