lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

始まってしまった。

ベルサイユのばら(1)
数年に一回、何かに夢中になる。自分の中で大ヒットを飛ばす。まさにマイブームというやつ。思えば大学に入る前あたりまでは、『ベルサイユのばら』に夢中だった。オスカルとアンドレというフィクションを合成させながら、フランス革命という本当に人類の歴史上におきた事件を描いた作品。いい年をして文庫版のべるばらを読みながら眠りにつくこともあった。そして好きが加速して、とにかくあの時代のフランスのこと、ヨーロッパのこと、そして歴史的な事件のみじゃなくて実在した人物、マリア・テレジアマリー・アントワネットからナポレオン・ボナパルトまで、関係することがらや人物について知りたくて本を買いまくり、読み漁った。劇場にも足を運んだ。美術館へも行った。やがてその興味は18-19世紀フランスだけじゃなくて、16世紀英国のエリザベス1世や、19世紀オーストリア=ハンガリー帝国のハプスブルク家までにいたるようになっていった。全く予想していなかったのだが、この頃の一連のマイブームは以外にも大学入学後の西洋史関連のレポートや試験で役立つことになったので、ある意味生産性はあったともいえるかもしれない。

そんな私のオタク病は、大学の課題と仕事という二重生活に加えてプライベートなもろもろもあり、ここのところ発生していなかった。しかし全く封印されたわけではなかったことが分かった。よりによって卒論指導を控えているというこの時期に再発してしまったのだΣ( ̄。 ̄ノ)ノ

で、今回のマイブームがマイケル・ジャクソンである。過日ライブをビデオ上映するというので、なんとなく見に行った。そしてすっかり魅せられてしまったのだ!MJが旬だった頃私はティーンエージャーだったので、いわゆるショートフィルムもテレビで見たことあるし、日本の芸人がバラエティ番組でパロっていたのをなんとなく覚えている。でも彼の歌をちゃんと聴いたり、そのパフォーマンスをちゃんと見たことはなかった。もともとたいていのことに対してマイペースを保つので、大ブームとか、大多数がいいと言うものにあんまり興味を示さなかったりするし、他に何かに熱中してたらまったく眼中に入らなかったりする。そんなこんなであまりきちんと歌や踊りを見ることはなかったし、大人になってからもメディアに出てくるMJはゴシップばっかということもあり、彼の作品にまで目が行くことはなかった。ところがところが、今回ホント、「何で今までちゃんと見なかったのよ!」って自分自身を罵倒したくなるくらい悔しくなってしまった彼のパフォーマンス。ご本人はすでになくなっているので、この先もライブで見れる可能性はないっていうのはホント残念だなぁ。。。覆水ボンに帰らずとはこのことか。

しかしネットで色々検索してると、MJの熱狂的ファンの多いこと多いこと( ̄O ̄;) かくいう私も、彼の歌や踊りはもちろんだけど(*≧艸≦)それ以上に、人間MJが大好きになった一人ではある。CDも買った。本も注文した。次のお給料の後にはライブのDVD買おうと思ってる。そんなオタク病が加速している最中である。しかし色んなコメントとかインタビューとか読んでると、ショービジネスというのは水商売であるということを再認識させられてしまう。華やかで残酷。その二項対立的な要素が人をひきつけ、成功者にはそれに加えて莫大なお金が絡んでくる。そして生み出されたお金が当人のみならず周りの人をも狂わせる。ラッキーであればごく内輪に安住の地を得ることができるけど、それでもほとんどの人間関係が良くも悪くもお金を中心に回っていく。昔、曽野綾子の何かのエッセイに、「小金を持った凡人が一番幸せ」みたいなこと書いてあったと記憶してるけど、まさにそれって的を得ていると思う。

天才はショービジネスで大成功を収めて、多くの人の心をわしづかみにした。一人の男性としては、短期間とはいえ略奪してまで念願のリサ・マリーと結婚できたのはよかったと思う。けど実際の生活は色々あったみたいだなぁ。Mixed Marriageだし、程度の差はあれど、洋の東西を問わず結婚となると当人同士だけじゃないからねぇ。なんだかやっぱりアメリカの複雑さを感じる。まぁ、ホントの所は当人同士にしか分からないけど。でも一瞬でも普通の人間同士の愛情や信頼を感じることができたような記事があったのが、少し救いだなぁと思う(*^^*) ってか、現実に戻って勉強のほう進めろよって感じだけど(⌒-⌒; )