lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

大学な週末


三田キャンパスの木々も黄色に。。。

慶應言語文化研究所が主催する11月30日開催の「言語学コロキアム」に参加してきました!
以前から気になっていた、同研究所のこのセミナーシリーズ。地方に住んでいるとなかなか行けなかったのですが、タイミングよく在京時の開催だったので出かけてきました。この日のテーマは、「言語研究と日本手話」。言語の研究と言うと、どうしても音声として発話する言葉、または、視覚的に捉えることができる書き言葉を想像してしまうのですが、世の中には耳の不自由な方、目の不自由な方もいるのであって、そういったかたがたも社会で生きていく中で、コミュニケーションをとる必要があるんですよね。健常者である私などはほんとそういった当たり前のことも忘れてしまいがちで、あぁ、狭い考えになってしまっていると反省しきりなのですが、そういう意味でも参加してよかったなと思います。

講演は2部式で、最初は北原 久嗣教授の「言語とは何か」について聞きました。講演を聴いて、改めて「言語とは何か」っていわれると確かになんだろうって思います。コミュニケーションのツールというなら、かえるの鳴き声も立派な言語であるって、うん、確かにそうだよなぁ。。。しかしその言語なしには、特に人は生きていけない気はします。コミュニケーションのツールであり、自分の中に内在する思いを綴る、または伝えるツールであり。。。

そういえば、初めての海外滞在でニュージーランドに行ったとき、まだ英語をうまく話せませんでした。一緒に渡航していた彼は、今考えると日本人英語ながらもかなり英語の分かる人だったので、色々助けられたことを覚えています。とりあえず必要最低限のこと(何が食べたいとか、どこに行きたいとか。。。)はいえても、相手の行っていることが分からない、アナウンスがなかれても聞き取れない、テレビで何を笑っているのかわからない。。。言葉が通じないってどんなに不便か、そのときに学びました。その後帰国して英語学校にいったり、分からないながらも英字新聞を読むようにしたり、とにかく英語のものを読み聞きするようにして徐々に外国語としての英語という言語を獲得してきたという感じです。まぁ、外国語に限らず、母国語でさえ、相手の言っていることを正しく理解しているかどうかはあやしいことがありますよね。いくつかの解釈ができる句は、発話される言語であれ、書き言葉であれ、自分と相手が同じように解釈するとは限らない。そういった色々な経験が、大人になってから大学で学ぶことに生きることもあるなぁと思ったりもします。

2部目は木村 晴美先生の「視る言語、日本手話!」。NHK手話ニュースでキャスターもされているそうで、確かにそういわれてみればお顔を拝見したことがあるなぁと。そしてまずは、すごく表情の豊かな魅力的な女性だなと思いました。耳が聞こえないということは障害ではあるけれど、障害があることと不幸せであることは一概に結びつけることはできないし、むしろ、そのような方のほうが前向きに努力される分、豊かで幸せな人生を送られているのかもしれないなと思います。幸せは、自身の人生への態度にあるのかなぁと。そして今回のセミナーで、手話通訳という方の存在を知ったというか、再確認したというか、とにかく狭い考えでは行かんぞ自分!と思い起こされた感じです。卒論にも良い影響があると思うので、また機会を見つけてこのセミナーシリーズに参加したいと思います。

そんなこんなで充実した三田の一日でした。実はこの週はボリューミィな週末で、少しお休みをいただいて東京ディズニーシーにも行ってきました♪( ´▽`)ランドは確か3回くらい行ったことあって、最後に行ったのが15年位前だったと思いますが、シーは初めて!!舞浜駅からミニ電車に乗ると、わくわく♪(((o(*゚▽゚*)o)))そして他にも東京での所用をすませ、関東在住の学友と久々のビールも飲み、充実した東京の週末でした。


あ、気づいたらもう12月だ!(^○^)