lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

社会心理学をやってみた。

5/28の締め切りに併せて「社会心理学」に取り組んでみました(≧∇≦)b 今回ホント収穫がとても大きくて、この科目やってよかったなーという感じです。それにしても、社会心理学ってあまり耳慣れないですが、どういう学問なのか。。。まだ浅い知識を寄せ集めて記録しながら頭に叩き込んでみたいと思います。

一つの例として: ロンドン留学中に、仲の良い台湾人の子と共に市内に出かけるために地下鉄に乗ったことがありました。(そういえば余談ですが、何年か前にネットにロンドンの地下鉄料金についての記事があったんですけど、異様な高さでしたねぇ。。。日本円にして、たしか800円とか900円とかしたような?その昔、貧乏留学生の私はバスしか使わなかったんで地下鉄料金の記憶はあまりなく、結構びっくりしたこと覚えてます。国内でも大阪は初乗り200円で、東京の160円からしたら割高だと思いますが、そんなの目じゃないって感じ。。。)その際、ふとしたことで階段で転んだ私に対して誰も何も言わないし、気にかけてくれる人もいませんでした。英語ネイティブとかだったら、"Are you OK?"とか言って寄ってきそうなんですがー。で、その友人が"Oh, nobody says anything!! soooo cold!" といって手を引いてくれましたw

今回社会心理学をやって分かったのは、実はこういう場面で駆け寄る人ってほとんどいないんですよ。特に都会に多いんですが、「傍観者効果」っていう現象で、赤信号みんなで渡れば怖くないじゃないけど、誰も声をかけないから自分も声をかけることをやめてしまうんです。転んだくらいだったら別にいいんですけど、読んでいた資料に若い女性が乱暴されて、逃げようとするのに引きずり込まれていたのに、現場に居合わせその様子を見ていた人達誰1人として助けようとも、警察を呼ぼうともしなかったっていうのがあって、こりゃー怖いなーと思いました。これが社会心理学の一例でしょうか。

他にも、一般的に個人としては優秀とみなされる研究者や官僚などが、会議という場で話し合いを持ったときに愚かな決定をしてしまう現象というのも「集団浅慮」という現象として社会心理学で説明がつくようです。中々面白い分野だと思います。

そもそも「社会心理学」っていう分野自体は新しい学問分野の様で、"学問の世界で新しい分野がどのようにして世間に認知されるようになるのか"みたいな話がテキストにあったくらいです。基本的に日本の大学システムって欧州の輸入ですから、我々がやっている学問もほとんど出発点は輸入学問であると思うんです。新しく何かを生み出すことは容易じゃないし、ほとんどが先人の足跡をなぞっているわけで、それでも、ある分野を膨らませていって新しい部分をくっつけていくみたいな感じで分野が広がるのは良いことだと思います。そんな感じで、今回社会心理学をやっていて、新たに「文化心理学」っていう分野があることを知りました。異文化との共存とかに興味のある私にはうってつけのような気が。。。w少し調べてみて、はまりそうだったら卒論はそっちにしていこうかなぁなどと思ったりもしています。ヾ(@~▽~@)ノ