lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

平均寿命と社会

9/5、次回科目試験のためのレポート提出が終わりました。今回レポを書くために、人の平均寿命について調べたのですが、中々興味深いものがあったのでそれについて少し書いてみたいと思います(o^-^o) ウフッ

現在、平均寿命が一番長いのはやはり日本で、男女併せた平均で83歳。男女別では男性80歳、女性86歳です(平均寿命ランキング)。ランキングを見てのおおざっぱな感想は、いわゆる先進工業国では平均寿命が高く、アフリカやインド亜大陸あたりは低くなっているということです。第二次世界大戦直後くらいの日本では平均寿命が50歳くらいだったようですが、1970年代半ばにスウェーデンを超えて世界一になり、現在も世界一を維持しています。わが国においてはこの60年ほどで平均寿命が30年以上延びたことになりますが、その要因といわれるのが、1. 抗生物質などの発展による感染症の克服、2. 乳幼児死亡率の低下、などがあげられるようです。これらは、科学の発展に伴う医学知識・医療技術等の向上が深くかかわっていると思えます。また、寿命を延ばすには、一般の人々の意識の向上も必要らしいので、教育や社会制度の整備も係わってくるみたいですね。社会システムについては、現在の日本では、皆保険システムが一応機能していると言えると思うので、それも寿命延長の一助となっているようです。日本の皆保険システムについては、つい最近、医学雑誌ランセットに特集が組まれていました。発展途上国の寿命が短めというのは、こういった「寿命が延びる要因」がそろっていないということなのでしょうねε=(・o・*) フゥ

平均寿命について国内に目を向けると、一般的には沖縄県が長寿を誇るといわれています。で、少し前ですが厚労省県別ランキング統計(平成17年)を見てみますと、【男性】1位:長野県、2位:滋賀県、3位:神奈川県、【女性】1位:沖縄県、2位:島根県、3位:熊本県、となっておりました。沖縄県の男性については、10年ほど前に平均寿命ランキングが一挙に26位まで後退したそうで、「26ショック」っていう言葉も存在するらしいです。そしてこの急激な寿命の短縮化の要因といわれているのが、食生活。伝統的な沖縄料理についてちょっと調べてみたところ、塩分摂取が少なく、豆腐や野菜、昆布をたくさん食べ、肉は脂質を抜くゆでこぼしをして食するという、聞いただけで健康になれそうな食事みたいです。一方、長野県については寒冷地なので塩分の摂取は多いはずなのに1位になっていますが、どうやらこれは、検診率の高さにあるようです。何か不具合が見つかった場合に対処が早いということのようですね。納得です。

最近は日本人の食生活が欧米化しているので、今後の平均寿命については下降していく可能性も考えられるようですが・・・。欧米化というよりはアメリカ化(ファーストフード化)といった方が良いのでは?だって、欧州広いやん。英国とか北欧とかは容易に心筋梗塞になりそうなバター摂取量だと思うけど、南部のいわゆる地中海性ダイエットって、オリーブオイルやたっぷりの野菜、果物、そして適量の魚介類やお肉、乳製品を使用するとてもヘルシーな食生活ですもの。ひとまとめにしては失礼ですわー!ヾ(~O~;) そうそう、アメリカの食生活の不健康さからくる肥満については、ひじょーに興味深々なので、おいおい調べて記事にしていこうと思います。

それにしても、こういう調査系ってめっちゃ楽しいわー!選ぶ学部まちがってるんちゃうかー?ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?