lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

プチ化学体験♪

今回夏スクで受講した「自然科学概論」は、化学の授業でした。普段オンタイムには理系の方に囲まれて生活しているので受講を決めましたが、蓋を開けてみるととても楽しかったので、雑感を交えて少し化学について書いてみたいと思います。

自然科学には、物理・生物・化学などがありますが、その中で唯一、"新しいものを生み出すことができる学問"といわれるのが化学だそうです。確かに、自分の身体を含め、身近にあるものは全て化学の対象範囲です。例えば、我々の生活に欠かすことができない物となった"PETボトル"は、ポリエチレンテレフタラート (Polyethylene terephthalate=PET) という物質で合成高分子の一つであるそうです。物質の特性を原子や分子レベルで調べ、化合し、平面にすればPETボトルになり、糸状にすれば、ポリエステル生地になったりするとのこと。もうこの時点で、「へぇ〜!」とウキウキ状態♪(*゚▽゚*)

また、電磁波についての講義もありました。光と電波は仲間であり、電磁波の内レントゲン写真のX線は紫外線の外にあり、ともに波長が短くエネルギーが高い波です。逆に電子レンジのマイクロ波は赤外線(こたつ)の外にあり、共に波長が長くエネルギーの低い波となります。光には目視できる範囲(可視光線)があり、これら前出の電磁波は可視光線の範囲を超えたところにあります。可視光線は赤・緑・青の組み合わせですが、トマトが赤く見えるのは、色素のリコピンが青系と緑系の光を吸収するから赤く見えるとのこと。色の帯を指で隠したりすると、なるほどねぇ〜!という感じでした。

そして今回一番記憶に焼きついたのが原発の話。福島のことがあるためタイムリーということで、受講されたほとんどの方が関心を示していたと思います。核分裂やウランの濃縮。ウランに中性子が入り込むことでプルトニウムが生まれる―原発を運転すると必ずプルトニウムが生まれる―こと。広島と長崎ではウラン型とプルトニウム型という別個の原子爆弾が使用されたこと。原発の平和利用にはわずか5%程度の低濃縮ウランで事足りるが、核兵器には70〜90%程度の高濃縮ウランが必要であること。とにかく、これは絶対みんな知っていたほうが良い知識であることは確かで、高校くらいのときに必修で勉強させるべきだと思いました。よく理科離れの話題が取り上げられるので、化学はたぶん選択性になっているのかな?だとしたら一考すべきだと思います。

ちなみに放射性物質は多少であればむしろ身体に良いかもしれないようです。ラドン温泉などがいい例で、細胞を活性化させるよう(これは知人の考えですけど)。興味深かったのが、講義中、昆布にガイガーカウンターAmazonでも売ってるんですね!)を当ててみると、ものすごい数値が跳ね上がるところを見せてくれたこと。放射性物質は身体に悪いと思っていたし、昆布は身体に良いというのが定説になっていることと逆行するように思い、先生に聞いてみたところ、上記のような回答を得ました。納得ですww(^○^)

今回の講義で周期表の「水平リーベ僕の船(水素、ヘリウム、リチウム、ベリリウム、ホウ素、炭素、窒素、酸素、フッ素、ネオン)」まで覚えました♪周期表はドイツ語で、リーベは愛するという意味らしく「水兵さんが自分の船を愛している」というとてもロジカルな一文になるところが面白いです☆