lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

究極の個人情報の時代

自分のDNAを解析することで色々なことが分かる時代になっている。たとえば、太りやすいか、そうでもないか。太りやすいならどのような太り方をする傾向があるのか。もちろん、刑事事件などの際に明らかなように、今までも血液や毛髪からDNAを調べるということはなされていたが、コンピュータで個人のDNAの配列を解析する現行のやり方だと、個人の特定も各段と正確性を増すらしい。そして、前述の太りやすさはもちろん、どのような病気になりやすいかみたいなことが分かってしまうという。

数年前になるが、Google創始者のブリン氏がご自分の遺伝子を解析してもらい、パーキンソン病になりやすい要因をもっていることがわかったという。"ブリン氏パーキンソン病のリスク高いブログで告白" これってある意味恐ろしいともいえるけど、リスクを知り、それを回避する、または発生を遅らせることが可能になるという意味ではよいことなのかもしれないと思ったりする。備えあれば憂いなしみたいな(・・*)。。oO

それと同時に、遺伝子解析では自分の祖先の情報もわかるらしい。自分が直接知ることができる先祖といったら、さかのぼることができてもせいぜい會祖父母くらいまでだと思うが、DNA解析をするとそれよりもさらにさかのぼった情報を得ることができるらしい。たとえば、いわゆる白人の人でも、遺伝子解析をすると、何パーセントかは黒人の血が入っていたりするらしい。そういう風に見ていくと、「なーんだ!純粋な○○人なんていないんだ!」ってことになる。

しかし・・・ある意味これほど個人的な情報はないと思う。銀行のパスワードも他者に知られてはいけない大切な個人情報であるけれど、自分のDNA情報などがもし他者に知られてしまったらということを考えると複雑な気持ちである。

昔、イーサン・ホーク主演の「ガタカ」っていう映画があった。そこで描かれていたのは、遺伝子がすべてを左右する世界。遺伝子操作をされて生まれた者はそうでない者より数段優秀とみなされる。すごい想像力だなぁ・・・なんて感心したけど、倫理的にできないというだけで、今もう現実にそんなことができつつあるのかもしれない。めっちゃ文系で学んでいる大学生には、そういう風に思えるくらい、科学の進歩はすさましいように見える。;;;;(;・・)ゞウーン