lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

キャリアの形成と大学教育

最近、数理解析がご専門の方と話をする機会があった。流れで「実は私、大学生でもあるんですよ〜」ってぽろっと言ってしまったら、学問系の方のお約束の言葉である「ご専門は?」がやってきたので、まだ専門に入ってもいないのに「言語学です」とか言ってしまった。すると、「おぉ〜!!妹と同じかぁ!」とかおっしゃって色々とその方面のことを教えて下さり、言語解析の話からコンピュータ、そして最後には数学へと話が流れた。

この数学の話は結構面白くて、正規の教育を受けていないインドの数学の天才・ラマヌジャンの成した偉大なる仕事の話などを「へぇ〜っ」て感じで聞いた(数学の天才なんて、映画の「グット・ウイル・ハンティング」みたい!)が、現実には、数学で生計を立てるためには22歳までに芽がでないとダメらしい。それが原因か分からないが、数学を専攻した後の仕事について、「大学で数学を修めて、ジャズ歌手をやっている知人がいるよ」っていう話には仰天した。しかし、多かれ少なかれ大学で勉強したことと実際の職業が乖離しているっていうことは結構あるように思う。

翻って自分自身を考える。ほぼメインでやってきたのが事務職であるため、経理スペシャルなスキルでも無い限り、やがて肩を叩かれお声がかからなくなることは必然。ということで、年取ってもできそうな公文の先生でもやろうかなぁとか考えたりして、まずは先生としての信用のできる資格がないとねってことで現在に至りますが、大学入学後の今は、公文じゃなくても自分が惨めに思わない仕事に長く携われればとは思ったりする。

大学の卒論オリエンテーションなどに参加すると、通信で学ぶ大人学生の中に転職を意識しているらしい発言が聞かれたりして、きっとおんなじ様なこと考えているんだろうなぁ・・・って思ったりする。大人になってからまったく違う畑に職を得ようとした場合、必要なものって何なのだろうと考えてみる。コネか?研究者は確かにコネが大切らしいが、今更研究者になるつもりはないし。スキルか?社会人の転職の場合、これは大事だろうな。やっぱり。ヒューマンスキル?ごもっとも。仕事で一番重要かもしれないし。あとは・・・・やっぱり縁かなァ・・・・最終的にはこれがなくちゃだめだよなぁ・・・・(*゜.゜)(*。。)(*゜.゜)(*。。)ウンウン

大学はこの所、現役大学生の就職率が落ちていることに危機感を感じているそう。やっぱり就職率が下がれば、次年度以降受験を希望する学生数がガクッと減るようで、大学っていうビジネス(って言ってよいかわかりませんが)においては、将来への影響がものすごく大きいゆえに、お客さん(学生)側も投資先をシビアに見ているっていうことだろう。しかし、いくら就職率が良い大学に入っても、結局、希望企業への内定を勝ち取れる学生とそうでない学生がいることも事実。社会人の私自身も現役学生の就活から学べるものがあるかもしれないなどど思ったりする。