lalala sunshine

〜慶應文学部を通信教育過程で卒業しました〜

イメージの力


ワクワク…(^O^)

図書館でポスターを見てから、ずっと見たいと思っていた「イメージの力」。先日ようやく閲覧実現しました!たまたま当日は万博公園の入場が無料の日にあたったため、料金を一切払わずに公園内に入れるという恩恵にあずかったものの、その代償としての人・人・人・・・。これはもしかしたらみんぱくもすごいかなと思ったら、案の定ものすごい人!( ̄O ̄;)客観的には、落ち着いて考えながら見るにはイマイチの状況ではあった。でもまぁ、たいていの人(親子連れなど)はなんか特別展やってるし、タダだから見ていこう的な感じでさーっと通り過ぎるので、じっくり見る派は場所陣取ってみればいいわけで(*≧艸≦)それなりに堪能いたしました。

さて本展について。事前に学友から「入り口でたくさんのお面が迎えてくれる」ってことを聞いていたのでどんなんだろうと思ってたけど・・・ほんと色んなお顔がこちらを見つめておりましたがな。いやぁ〜、国や民族を問わず、いろんな人が人間をモチーフに何かを作り上げていて、顔はその最たるものだなと。そして顔の捕らえ方もまた様々であるから当然、面の特徴も異なってくる。そこにお国柄、民族柄?の考え方、ものの捕らえ方の違いが出てくるんだなと。もちろん、そこで利用可能な材料もことなるし。

お顔の一部を激写!ベネチアとは異なる…。

展示を通して語られていたのは、「美術(アート)VS器物(アーティファクト)、美術館VS博物館、美術史学VS文化人類学、西洋VS非西洋・・・」ということだった。かつて後進国であった西洋がスペイン、ポルトガル、そして英国と続々と世界へ繰り出し力を持っていった。そしてやがて西洋(主としてアングロサクソン)の基準が世界のスタンダードになり、その価値観が現代も脈々と続いている。先進国と言われる国はほとんどが西洋に属するし、世界に対する影響も非常に大きい。私自身、大抵の日本の子供同様に日本の価値観のみではなく、西洋的(アングロサクソン的)なものに囲まれて育っているからか、西洋的なものとても好きだ。日本外で生活する場合、ジャングルの中で生活はできないけど、ヨーロッパの町であれば生きていけると思う。それでも、西洋とは異なる文化にどこか異質の魅力を感じるのも確か・・・。それはもしかしたら私自身が非西洋の人間だからだろうか。

イースター・エッグも結構好きだったりする(*^^*)

展示に、「イメージの働き、授受のあり方に普遍性はあるのか→イメージは文字に先行し、さらには言葉の源になったと考えられる」という一文があった。普遍性についてはなんともいえないけど、文字については国や民族によって捕らえ方が異なる不思議を感じることはある。わが東アジアでは、物の形を文字に置き換え、やがてそれが漢字として機能するようになった。インド・ヨーロッパ語にはそれは見られないのだから、国や民族によってイメージの捉え方の違いはやはり存在するのだと思う。

人間の先祖をたどると、アフリカにいた一人の女性(イブ)に行き着くという説があるらしい。一人と言うのはどうかと思うけど、アフリカからアラビア半島周りでヨーロッパ入りしたもの、遠くポリネシアまで行き着き、アジアへと拡散したものが現行の国々の祖先に当たるということらしいのは結構信じてたりする。人類の祖全を巡るたびとかすごいロマンだなー!(^O^)